VOL.03 木村 弘信さん|物流時代 DRIVER'S INTERVIEW
VOL.03 木村 弘信 さん 48歳
今回は同じ物流業界から転職し、委託ドライバーとして活躍している
木村 弘信さんに、お話を伺いました。 
arrow
img

早速ですが、委託ドライバーを始めたきっかけを教えていただけますでしょうか。

木村さん以前の会社で大手の物流会社にて、倉庫業の営業職をしていて単身赴任のきっかけで東京にきました。
同じ業界のつながりから金山社長と知り合い、前職の退職のきっかけで、今年の4月からドライバーを始めたのがきっかけです。

委託ドライバーさんは転職というよりは独立に近いものですよね。

木村さん家族もおり、娘が成人して安定したお給料というものもありますが、それ以上に「自分が頑張れば、さらに稼ぐことができる」というところに魅力を感じて家庭内・仕事双方のタイミングもありましたので今年の4月から決意し、委託ドライバーをはじめました。

img

普通のお仕事に比べて、独立に関しては、収入面のある種不安定になる部分も避けられないと思いますが、不安はなかったでしょうか

木村さんもちろん不安はありました。
ただこの業界でドライバーをやっている方がかなりおられるので、自分次第のところがあると考え独立に踏み切りました。
やり方を模索して継続することで、おのずと結果はついてくるのかなと。

img

最初の日のことを覚えてますでしょうか。

木村さん覚えています。まずは、初めて入った運送会社さんのセンターで専門用語がまったくわからなかったですね。
社員の方が当たり前に使っている用語を理解するのが、必死だった覚えがあります。

お仕事をはじめられた当初の辛かった出来事がありましたら、お聞かせいただけますでしょうか。

木村さん最初の頃の話ですが研修期間は4日間で何度か端末の操作を間違ったことがありましたね。土地勘が全くなかったというところはやはり苦労しましたね。
委託先の会社からは「やって当たり前」という目で見られていますので、自分なりにやり方を考えてやっていくうちに、だんだんとできるようになりましたね。

img

どのくらいで、お仕事に慣れたと感じることが出来ましたでしょうか

木村さん1か月くらいで、端末の操作や土地勘になれることができたと思います。
自分なりに不安がなくなったかなと思います。
一番大事だったのは、社員さんとうまくコミュニケーションとることが大事だったかなと感じています。

具体的に社員さんとのコミュニケーションの大切さとは、どの部分で発揮されてくるのでしょうか。

木村さん現場によるとは思いますが、現在の委託先が一人一人のドライバーさんの作業時間の短縮を含めて、効率を重視しています。
委託業者の意味は、社員の方の作業時間を短縮して、物流の生産性を上げることと理解していたので、社員さんとお話しをしながら、「どうすればセンターの物流の効率を上げられるのか」という部分に注力しています。
そこを気にすることで自分の成果にもつながっているのかなと、初めて半年くらいで気づくことができたと思っています。
宅配の業務では1日に最低120個くらいの荷物を配ることを目標にしています。

img

配送に関して工夫されていることはありますでしょうか。

木村さん「無駄をなくすという事ですね」 初めのうちは、同じ住所ごとに荷物を固めていても、あちこちに何度もいくというような無駄が多かったですね。
それでは時間のロスは多かったので、番地含めて流れを決めてしまって「ここには今日2度と来ないぞ」というようなルート効率を考えて仕事をしています。
ただし配達するだけが仕事じゃなくて、今の現場はお客様とのコミュニケーションを大切にしているので、お客様とのコミュニケーションや接客についても大きく意識しています。 コミュニケーションによって防げるトラブルもたくさんあるので、大切なことだと思いますよ。

img

少しお話しは変わりますが、月にどのくらいお仕事をされていますでしょうか。

木村さん月に25日くらいです。

体力的な部分はいかがでしたか?

木村さん初めのうちはキツかったですよ(笑)
初めの1か月くらいは帰ってすぐ寝てみたいのが多かったですが、だんだんと慣れてきますよ。今は始めた頃より16キロ痩せました(笑)
通勤中や配送中に事故を起こしてはいけないので、睡眠だけはきちんととるようにして、体調面に気を配っています。

将来の目標について、お聞かせいただけますでしょうか。

木村さん運送業界の宅配には将来性を含めて、魅力を感じています。
色々な業態での運送業が活発化しているなかで、物流は今後止まることはないと思うんです。将来的には、事業者としての独立を考えています。
物流時代さんも、様々なところに営業をされてお仕事を獲得されていますので、自分でもやりながら、物流時代さんにお仕事を任せていただけるようになっていきたいですね。
そのためにも自分の体でノウハウをしっかりと身につけて、前職の経験も ふまえて、独立するのが夢ですね。
どうなるかはこれからの自分次第ですね(笑)

今回委託ドライバー様へのインタビューという事で、これから始める委託さんへのアドバイスがありましたら、お聞かせいただけますでしょうか。

木村さんやる以上は自分の気持ちというところをしっかりと持って、しっかりと意思を曲げない事が大切だと思います。誰かに頼って教えてもらうという事が素直にできれば、成果は上がるはずです。
わたしも「なんでここまで言われなきゃダメなんだ」ってことはたくさんありましたが、それを素直に聞くことでそれなりの成果を上げていると感じています。
所得の金額が魅力的で委託ドライバーを初めるという方も多くいらっしゃいますが、自分の身体を使って、人とのコミュニケーションをしっかりととることができる環境はそれ以上の経験と糧になると考えています。

貴重なお話どうもありがとうございました。今後もお仕事頑張ってください。

木村さんありがとうございました。